作業療法に魅せられたOTの雑感を綴ります。クライアントとの協業の軌跡をまとめるため・・・自己の客観視と反省のため・・・自分の考えを文章化するエクササイズとして・・・様々な理由で日々の作業を綴っています。
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    眼差しの向こう側
    2010-03-31 Wed 22:08

    明日からの新しい診療報酬に合わせた業務準備もようやく完了!

    今日はちょっと達成感!!!

















    みなさんクライアントの顔を毎日見ますよね?

    時々発症前の写真などを見る機会があるとき

    驚いたことありませんか?












    全く別人みたい!!!















    勿論顔面麻痺などで表情が変化した方もいらっしゃいますが・・・・








    それにしても違うな!と思ったことが誰でもあると思うんです。














    今までなかなか前を向けなかったTさん

    OSAなどの評価を通して色々な話をしてきました




    最近自分の今後について前向きで現実的な発言が増えてきました。





    その中で様々な必要な作業・楽しい作業などを行っているのですが・・・・












    私、すごい現場に遭遇してしまったんです!!!!!!











    OT室で作業を行なっていたときのこと・・・・・








    向かい側の席で作業していた男性に話しかけられて彼が返答すると・・













    彼の顔が変わったんです!!!











    勿論私の主観ですが・・・明らかに!!
















    おそらく発症前はこの顔だったであろうという顔でした。









    ビックリしました!








    視線や表情などは

    環境に対して自分がどうありたいか?

    どうするべきか?

    など環境との交わり方によって変化するのではないでしょうか?








    わかりませんが・・・












    彼が、そして全てのクライアントが、

    社会の中で作業的存在として

    ずっと"いい顔"でいられるよう


    明日も作業療法をします。







     





    私の好きな手

    今日の一枚

    最近私の大好きな手。日本舞踊の師範である彼女は、いつもだれかが通りかかると
    まるで舞うような手つきで手を振ってくれます。
    その動きはまさに芸術!!!
    彼女の作業同一性の再構築が私の使命。











     
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    最も素敵な作業
    2010-03-28 Sun 17:43
    ケヤキの森 大雪





    昨日は昼まで快晴だったが午後からこの天気!

    私の勤務地は天気が不安定な地域なのですが・・・・





    土曜の午後にこの悪天候は・・・・





















    88歳の女性。幸いにも麻痺は軽度であり

    入院初日から歩行でトイレに行くことが可能に。





    驚いたのは彼女の旦那様。

    90歳を軽く過ぎているのに毎日面会にいらっしゃいます。





    しかも自分で運転して!!!!!











    私をはじめスタッフが近くを通ると

    まさに"切望"するような声色で深々とお辞儀をして

    「よろしくお願いします」「いつもありがとうございます」

    などの言葉をかけてくださいます。






    御夫婦の姿をみていると、いつも心から心配し気遣い合う様子が伺えます。






    おそらく70年くらい一緒にいるはずなのに!!
















    初回ムンテラの際、主治医から最近の生活状況を聞かれ


    20歳のころからの夫婦の苦労話や喜び。そこから構築された誇りなど


    かなりの長時間旦那様は語りました!











    詳しく紹介はできませんが、私たちの世代ではとても乗り越えられないような

    大変な苦労をされて今に至ったようです。

















    CMOPのサークルパラダイムが示すように、加齢や障害などから逃れられず


    自己存在に余裕を感じられないとき


    人の意識は、感情・認知・身体などより内側へと向いていきます。


















    この夫婦からは全くそんな空気を感じません!!!















    超高齢でありながら、"人を想う"という"人間が行う最も素敵な作業"を


    遂行し続けるこの旦那様に惚れました!!!












    翌日は晴天

    Nicon Coolpix S500












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    "できる"こと"できると思える"こと
    2010-03-27 Sat 00:01
    後輩が私を呼びにきた。









    Kさんが自分で起き上がれるようになったんです!



    見に行くと驚くべき後輩のアイデアが!!!!











    動作時の系列は維持されているも

    ボディイメージが不良で起居動作が汎化しないKさんには

    まさに理想的な方法!!!










    10年OTやってて考えもつきませんでした!!!!!!!









    すごい!! 心から感動しました!!








    私が見た限り1週間もあれば定着しそうです!!












    なによりも嬉しかったのはKさんの反応!

    私が見に行くと、上手くいかなかった時の苦労から

    後輩と一緒に試行錯誤した過程! そしてこの方法で

    遂行可能になったこと!  












    嬉しそうにかなり詳しく説明してくれました。




    そして何度もやってみせてくれました!!



















    FIMなど客観的な視点で遂行可能になることは勿論重要。

    しかしなによりも大切なのは、クライアントが自分の能力が効果的であると

    思えること!







    有能な後輩をもって幸せです!!















    DSCN2710_convert_20100326235811.jpg
     
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    共有するべき文脈
    2010-03-25 Thu 23:35
     皆さんの臨床現場はシフト制ですか?

    来年度の診療報酬改定で盛り込まれた加算の関係で

    私の勤務する回復期病棟でもシフト制の365体制の準備を進めております。










     ところで、セラピストが休みの時に代行を他のセラピストに頼みますよね?

    皆さんは何を申し送りますか?











    日頃の実施プログラム?


    リスク管理情報?


    介入時間?


    訓練以外のスケジュール?













    色々な情報を申し送りしていると思います。













    しかし代行を請け負っていると何か違和感を感じることはありませんか?













    クライアントの生活背景は?





    何がクライアントのアイデンティティー?





    過去・そして今価値を何においている?






    作業的存在としてどのようなビジョンを描いている?     etc















    様々なものをクライアントと共有するパートナー(OT)であるからこそ

    私たちの提供するプログラム・言葉・表情など、"作業療法士"という環境因子が

    クライアントを健康へと導ける(共に)のだと私は考えます。













    何を大切に介入を行っているか?

    クライアントと何を見つめているか?











    発信する情報の色はこれで決まります。











    自分がクライアントと大切にしているもの・・・・











    それをしっかりと表現する能力










    今こそ研鑽の時期であると思っています。







    牛舎内作業遂行評価



     今回の記事に直接関係ありませんが、私の好きな写真。
    長年牛の飼育を行っており、入院中も牛が気になってしかたない女性。
    ADLは目標を達成するも、「牛の世話ができなきゃ私にはなにもない」。
    いてもたってもいられずに二人で牛舎内作業を細かく評価した時の写真。
    3ヶ月ぶりに彼女が近づくと明らかに空気が変わった。
     今もあの寒空の下、凛と張り詰めた静寂の中の暖かい空気感を
    はっきりと憶えています。
































     



     


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    意志のバトン
    2010-03-24 Wed 22:26
     入院時にみせた社交的な表情は陰りをみせていた。

    能力的に明らかな低下は見られないが離床を拒むことが多くなった。











     

     ADLへの介入はチームで継続して行われていたが

    彼女の価値ある作業は失われつつあった。











     



     ゆっくりと話す時間を作った。

    環境を遮断しつつある彼女に、面と向かった対話はストレスが多いだろうと

    簡単な花くす球作りを行いながら話をすることにした。









    花のくす球













    退院してデイサービスの仲間に会いたい

    またみんなで歌ったり作品作りをしたい












    過去の作業を一緒にゆっくりと振り返った。














     最近は食事や水分もあまり取らなくなっていた。

    僅かな嚥下障害の影響も考えられるが、食べる意味を失っていた。


















     ADLは早期に自立したが、

    作業同一性の解離と個人的原因帰属感の低下により

    負の循環から抜け出せない若い男性に対して

    効力感の向上を主眼に介入を行う後輩に相談。










     食欲が出ない彼女の為に、

    好物である甘味を彼が作りご馳走する場面を設定した。














     自分を心配し、片手でプリンを作ってくれた彼に感謝し、

    彼女は驚くべき速さでプリンをたいらげ、コーヒーを飲み干した。









    かなり不明瞭な彼女の感謝の言葉に、彼の笑顔は青空を突き抜けた。




















     その場面には担当看護師にも同席してもらい、ナラティブのバトンを渡した。

    また作業療法の魅力に打ちのめされた一日だった。









    プリン


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