作業療法に魅せられたOTの雑感を綴ります。クライアントとの協業の軌跡をまとめるため・・・自己の客観視と反省のため・・・自分の考えを文章化するエクササイズとして・・・様々な理由で日々の作業を綴っています。
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    できること、できないこと
    2010-07-17 Sat 00:35
    僕がOTを目指したのは18歳の時・・・

    OTになったのは22歳のとき・・・

    この仕事に就いて良かったと最初に思えたのは
    24歳のとき・・・

    OTとは何か?と本気で悩みはじめたのは28歳のとき・・・

    常に悩みながらも少しずつ前に進んでいると
    感じれるようになったのは30歳のとき・・・




    志を立てたあの日と、今日の僕は、全く違う僕だ。

    本当にOTを志して良かったと心から思える・・・





    僕は僕の自由の中でこの仕事を選んだ。

    でも自由とは決して白紙の状態ではなかった。





    様々な経験や感情の蓄積、生活者として生産的作業をして
    生きていかなければならない逃げられない現実。
    様々な要素が僕の自由選択の道標となっていた。

    僕にはOTに興味を抱く情報が手元にあった。
    僕にはOTになる方法が情報として存在していた。
    そのために何をしなければならないかも知っていた。
    それを実践する環境が与えられていた。

    臨床実習は、二度とやりたくない程大変だった。
    初出勤の日は逃げ出したいほどの緊張で胃が痛かった。
    初めて学会発表する日の朝は、タバコを吸いすぎて
    吐きそうだった。

    でもOTになって本当に良かった。
    生まれ変わってもまたOTになりたいと心から思う。

    僕のアイデンティティを構成するOTという作業。
    最初はわずかな興味と決意だけだった。

    不安のほうがずっと強かった。

    揺ぎ無い意志を構成する遂行能力も習慣も
    僕には無かったから・・・・

    OTのキャリアの中で、意志を揺るがすような
    出来事が一つあっただけで、僕は今OTじゃなかったかもしれない・・・

    もしも親が職を転々とする人だったら、それを見て育った僕は、
    僅かな迷いで、OTをリタイアしていたかもしれない。

    もしも高校の時、医療系に進む友達が一人もいなかったら
    僕は他の道を選んだのかもしれない。

    今の僕は、星の数ほどの偶有性の結果なんだ・・・

    今も悩み続けているけれど・・・
    あの日OTを志した自分を構成してくれた
    私の周りの人々、時代、環境に心から感謝したい。





    クライアントも、最初から強力な意志に支えられた
    作業遂行など難しいのかもしれない・・・・

    手段を変えて、過去の価値ある作業に復帰するのならば
    意志の再獲得も現実的な蓄積が可能かもしれないが・・・

    全く新しい作業遂行文脈に飛び込もうとするのならば、
    それはクライアントにとってもOTにとっても茨の道かもしれない・・・

    でも作業をすることは必ず感情を生み出し、経験という価値を蓄積する。
    興味と作業経験と僅かな決意で飛び込むしかない時もある・・・

    自己決定の因子は内的なものだけでは決してない。
    決定につながる内的な因子の蓄積と、偶有性に満ちた環境との統合で
    自己決定は初めて成される・・・

    できるだけ準備をして遇有性の海に飛び込んでほしいと思う反面・・・
    遇有性の海の中、作業をすることで、より健康な状態へと進もうとする
    人間の強さを信じたい・・・
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    この記事のコメント
    no.36:Re: Re: 振り返ること
    > ありがとうございます。
    > 私は私の主体的作業と環境との対話からなる総和です。
    > 私の”作業療法”という作業一つとっても、これだけの
    > ”今”を構成している要素があるんですよね。
    > クライアントの作業を共有し、協業していく上で、
    > どのくらいその要素まで共有できるかが、目標的作業
    > 介入の成功のカギな気がします。
    > 全然うまく出来ておりませんが・・・
    > 琉球OTさんが先日おっしゃっていた通り、
    > クライアントへ直接聞くという工程を、もっと有効に
    > 使うべきですね!上手く聞くためにも、自分の価値ある作業が
    > どのように構成されてきたのかを振り返るエクササイズは
    > 有効な気がしています。
    > これからもよろしくお願いいたします。
    2010-07-18 Sun 23:07 | URL | 侍OT #-[ 内容変更]
    no.34:振り返ること
    こちらで挨拶するのはお久しぶりです。
    結果や成果は大切だけど、そのプロセスをイメージし、大切にして、ずっと心に留めておくのですね。それは自分のことだったり、関わった人々のことかもしれませんね。この振り返りをすることで、次に出会う人々とより深く優しく強くつながる気がします。そうなんですよね。いま、書きながら思い出しています。ありがとうございます。
    2010-07-18 Sun 10:59 | URL | 琉球OT #-[ 内容変更]
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